在校生・卒業生の声
以下に挙げる文章は当ウイズダム外国語学院の在校生、卒業生の方たちから、当ウイズダム外国語学院或いは田眞豪宛に寄せられた声です。可能な限り原文のまま引用しますが、インターネットの性質上、プライバシーに関わる部分や、文面から個人の特定が可能な部分は変更を加えてあります。
また、当ウイズダム外国語学院に入学される方は、大半が他の教室での長期にわたる学習経験をお持ちの方で、文面にはそれらの教室の欠点などが述べられていることが少なくありませんが、この点も、インターネットの特性上、その教室を特定しうる記述については変更してあります。(但し、極端に有名なところはこの限りではありません)
これらの変更は止むを得ないものとしてご了解ください.
田先生との巡り会い―わが生涯の宝 田先生の個人サイト(「デンさんの広東語相談室」ですが、田先生のお話では、パスワードをなくしてしまって、もう長年に亘って更新されておらず、内容については全面的に書き換えたいとのことでした)は以前から知っていて、何回も読んでいました。それは自分の学習方法を考える上での参考にするためで、お蔭様でたくさんの啓発を得て、私の英語学習方法は大幅に改善されました。 外国語の発音に関して述べられていることも何回も読んで、何とかして自分の英語の発音を改善しようとしましたが、田先生のサイトは言語というものの特質、外国語の学習がなぜ可能になるのか、なぜ外国語は間違えるのかなどといった、外国語の学習に就いての基本的な理論、考え方を述べているもので、特定の言語の発音方法などが述べられているわけではありませんから、私の英語の発音は思うように改善されませんでした。 田先生の教えを直接受けられる場所としてのウイズダム広東語学院の存在は勿論知っていましたが、授業内容は広東語に特化していて、英語を習うことはできないと、その当時は思っていました。 ところが、私の知り合いの知り合い(当時ウイズダムで広東語を学習していた)の話やネット上の噂によると、広東語を学習するためではなく、外国語の学習法を学ぶために入学する人も少なくないそうですし、田先生は言語の音に関して、普通の人が持っていない超人的な能力を持った方だとか、千年に一人の天才だとか、広東語だけではなく、北京語も、英語も、フランス語も、ドイツ語も完璧な発音だとかの話も聞きました。更には、田先生から英語の発音を習ったという人の話も見たことがあります。 田先生から英語の発音を習った人がいるという話を見て、私は大いに勇気付けられました。自分も田先生から直接英語の発音を習うことができると思ったからですが、実際にはそれほど簡単ではありませんでした。 田先生は今まで、広東語以外では、一般の方に門戸を開放するということをなさっていなかったように思います。別に本業をお持ちで、大変にご多忙であるということがその理由であろうと勝手に推測していますが、広東語の在校生でない限りは(在校生の方対象としては、時々英語の発音の授業を個人教授でなさっていたようです)、田先生に教えを請うことは尋常な方法では実現しませんでした。 だからといって、ウイズダムの英語の発音の授業に到達するために、自分が全く興味を持っていない広東語の授業、それも噂では相当本気で勉強しないとついて行けないと言われている授業に1年、2年と参加する決心も根性も、私の中に見つけることはできませんでした。 伝を頼って先生にたどり着き、メールをお送りして、何とか英語の発音を教えていただけませんかというお願いをしました。数回はメールを出し、時間を作って戴いて直接お目にかかってお願いしたのですが、その時点では「しっかりした教材を作っていないし、教材を作るには少なくとも数百時間はかかるが、当面その時間は作れない。教材なしで行き当たりばったりの授業はできない」と言われて、断られてしまいました。「じゃあ、どうして今までに先生に英語の発音を習ったことのある人がいるんですか」と食い下がりたい気持ちもなかったわけではありませんが、広東語の在校生に頼まれて教えたときも、当然余り体系的ではなく、だからこそ先生ご自身が満足できなかったということのようでした。 ところが、その後、上記の知り合いの知り合いからの情報が入り、外資系の企業で派遣で勤務している広東語の生徒さんの正社員への道を作ってあげるために、アメリカ英語の発音教材を作られたとか。 早速、田先生にメールをお送りし、私が英語の完璧な発音を習得しなければならない必要性をお話し、何とかプライベートレッスンをお願いできないでしょうかと伺ってみたところ、そういうことならと、承諾してくださいました。 私はTOEICも満点に近く、留学もしましたし、英語圏での駐在員歴も大変長く、英語に関してはそれなりの自信を持っていました(本音を言うと、留学した当時から田先生に巡り会うまで一貫して、バイリンガルの所謂「帰国子女」が羨ましいと、内心思っていました)が、実際に授業が始まってみると、その自信は速やかに、音を立てて崩れ去っていきました。 私が「これで問題ないはずだ」と思っていた全ての発音に駄目だしされてしまいました。アメリカで受講した日本人のための英語発音のワークショップを始め、今まで色々な機会に発音を習ってきましたし、自分でも一生懸命に練習してきたつもりです。当然ですが、これだけやってきているので、それなりの自信もありました。 でも、そのほとんど全てが「単独に発音すると、通じない」か「単独に発音すると、他の単語に取り違えられてしまう」か「まあ、通じる」か、最も良いものでも「悪くはないが、ネイティブの発音ではない」かのいずれかでした。 私は当初、内心「そんなはずはない、ネイティブにも日本人にも習ってきたし、長年現地に住んで、毎日英語の洪水の中で生活し、英語を聞き、英語を話してきた。発音に関して習ったことや、自分の耳から入ってきた大量の英語が自分の発音に反映されていないはずはない」と思っていました。 私の考えが間違っているということ、何故これだけ続けてきた努力、長期間に亘って現地に住んで英語で仕事をしてきたことが私の英語の発音に反映されていないのかについて、授業が進むにしたがって、その理由が大変明瞭にわかってきました。 先生の授業は、最初から具体的な発音を教えるということはありません。具体的な個々の発音よりもっと大切なことがあるということも、先生の授業を受けて始めて知りました。先生が次々と話されることが余りにも想像を絶することばかりで、「目から鱗が落ちる」などという表現では到底表しきれないほどの興奮、正に青天の霹靂でした。 先生のお話によると、具体的な発音に入る前の数時間の説明の重要さを全く理解できない人もいるようで、クラスの授業などでは、この数時間イライラしている人もたまにはいるそうですが、はっきり言って、馬鹿な人だなあと思います。先生のようなすばらしい方に巡り会っていながら、そのことに気が付かず、先生がおっしゃることをしっかりと受け止めもせずに無駄に流れていくような人には、田先生の貴重な時間を使ってもらいたくないと、正直思います。 言語能力の正体は何なのか、何故暗記が必要なのかの理論的な根拠、英語という言語の、世界の各種言語における位置付け、英語の特性、更には何故10年20年と現地に住んでいても、ネイティブのような発音にならないのか(因みに、こんなことを書いても構わないのかどうか心配ですが、先生自身のお話では、先生は英語もアメリカも嫌いで、中学で初めて英語に接して以来半世紀以上、英語は全く勉強したことがないそうです。それで何故アメリカ人以上の発音ができるのか、全く理解できません)などといった、誰もが当然のように受け入れてしまって、疑問に思ったりしないようなことまで、鮮やかに解明して聞かせてくださいます。 具体的な発音に入ると、上手く出ない音がたくさんあるのですが、お手本の発音など殆どなさらずに、その音を出すときの舌の位置や口の形などを詳しく(市販の英語の発音教材より遥かに詳しい説明です)説明なさった上で、学習者に直接発音させるのです。 その段階では上手く発音できないことも少なくないのですが、先生は、その音が何故上手く出ないのか、今私の舌は、唇は、声帯は、この時点でどのような状態にあるのか、詳しい説明を聞いた後に発音しているのに、何故私の舌、唇、声帯などは正しい動作ができないのか、その原因を理論的にはっきりと説明してくださいます。 正しい動作ができないことに理論的な根拠があろうとは、私は全く想像したこともありませんでした。先生のお話によると、外国語の発音をまともに勉強しなくても、完全な発音ができてしまう人は1万人に1人くらいはいるそうですが、かと言って、先生のような人が1万人に1人いるということではありません。自分がきれいな発音ができるということと、きれいな発音ができない人をきれいな発音ができる状態に導くことができるということとは、全く別物で、何の関係もないことだからです。 もし「きれいな発音ができる」=「外国人をきれいな発音に導くことができる」ということであれば、ネイティブに習えば誰でもきれいな発音になるはずですが、実際にはそんな都合のいい事は起こりません。 先生のすごいところは、私の短い経験に基づいて分析させていただくと: 1、
ご自身が、習わなくても完全な発音ができる。 2、
学習者の発音が間違っているとき、舌、唇、声帯などの動作がどのように間違っているのかが、学習者の発音を聞いているだけで判ってしまう。(先生は学習者の発音を聞いているだけで、その人の性格のかなり細かいところまで分かると仰っていました。不思議です。) 3、
更に、間違える理由を理論的に説明できる。 4、
学習者ができるようになるまで諦めない忍耐力をお持ちだ。 の4点ではないかと思います。 1つ目の能力を備えた人は、先生のおっしゃるように1万人に1人くらいはいるのかもしれません。でも、4つの条件の全てを備えた人間が、田先生以外に存在するとは私には全く思えません。 1つ1つの発音がしっかりと矯正されたとき、私はもうこれで発音は完璧で、怖いものなしだと思ったのですが、実際に英語の初級の教材を使って、センテンスを発音してみると、ボロボロの状態でした。というより、山ほどの問題点を先生から指摘されるまでは、ボロボロの状態であるということ自体、全く気が付きませんでした。更に言えば、指摘されても、それでもすぐには問題点に気が付かなかったというのが偽らざるところです。 その時点からまた、上に述べた先生の4つの能力がフル活動します。具体的なことはここで述べるスペースがありませんが、とにかく、私の発音が実際にどうなっているのか、何故そのような間違った状態になってしまうのか、具体的かつ詳細に説明してくださいます。そのあと、実際にきれいな発音ができるようになるまでに、ものによっては殆ど時間がかかりませんでしたが、ものによってはかなりの時間を要しました。その間も、上記の2・3・4の能力が遺憾なく発揮されて、私を完全な発音へと導いてくださいました。 田先生には、発音そのものに止まらず、外国語の学習方法についても、能力の伸ばし方についても、人生哲学についても、数え切れないほどたくさんのことを教えていただきました。 現在、自分で言うのも厚かましいようですが、「バイリンガルの帰国子女など怖るるに足りず」とはっきりと思っています。外国企業相手のプレゼンも堂々とできますし、アメリカで各種の商談や折衝などを行っても、相手は最初から私をアメリカ生まれ、アメリカ育ちの人間だと思っていて、日本人だとはバレたことがありません。私の英語は上司からも大変信頼され、当てにされています。明瞭に私の強力な「武器」になっていますし、一生の「宝物」にもなっています。 貧乏人の家庭に生まれ育った、帰国子女でも何でもない私がここまで来られたのも、ひとえに田先生のご指導のお陰であると心から感謝しています。 今回、先生が英語の発音に関して広く門戸を開かれるということで手記を書かせていただくことになりました。 田先生の指導を受けたことのない方に、是非とも先生の指導を受けて、私のようなコンプレックスから速やかに脱却していただきたいと思い、できるだけ具体的に述べてみました。長文に最後までお付き合いくださったことに感謝いたします。 |
■なぜの英語発音クラスの受講を決めたか? 田先生から「広東語学習者のための英語の発音クラス」を開催されるというお話を聞いたとき、すでにウィズダムで2年間広東語を受講していました。 ですから迷うことなく受講を決めました。 広東語を始める7年ほど前の話ですが当時アメリカに留学を決めており、渡米前にできるだけアメリカ人のような感じで英語を話してみたいと思って効果的な英語学習方を模索していました。その頃にネットを徘徊していて発見し、大興奮したのがWisdomと田先生の外国語学習のHPでした。それを参考に英語の練習をして自分が階段状に上達するのを確信できた経験があるので、「発音クラスが終わる頃にはそこにアメリカ人がいるような発音に・・・」という先生の言葉にかなりウキウキしつつ「あ〜そうだろうなきっと」などと思いながらクラスが始まるのを心待ちにしました。 ■徹底的に理論で発音をたたきこむ、それを理解した上で今度は筋肉に発音をしみこませる 発音クラスの構成は大きく分けると、前半は各音素(一つ一つの発音記号が表している単独の音)の説明とその音素が含まれる単語の発音練習、後半は既製のテキストを使用したセンテンスの発音練習です。 最初は日本語と英語がいかに違うかという説明でした。声の出し方から、口の緊張度、リズム感すべてにおいて日本語と英語には大きな違いがあるということです。 続いて英語のひとつひとつの音素の説明です。日本語を基準にして徹底的に英語の音を学びます。日本語のネイティブだから英語の完璧な発音を習得するのは困難とも言えますが、日本語のネイティブだから日本語を基準に英語の音を理論的に習得できるのだとも言えます。 それはどの国の英語学習者にも言えると思いますが、それを説明できる講師がいるかいないかということにかかってくるでしょう。 田先生の授業を受けていると、舌の位置、形、唇の形、声帯の使い方、息の使い方(こういうこと以外に、日本語と英語では発声法が全く異なっているんだということは何回も言われました)などを言われたとおりに正しくできれば、必ずその音が出るということが分かります。 説明の後は練習です。 短い単語を練習し、次の音にうつる。このようにして一通りの音素を学習した後は、少し長い単語、単語同士がつながれば単独の発音とは異なるのでその練習、ネイティブ独特の音のくずれの練習など・・・ありとあらゆる音の組みあわせの単語を練習します。この時点でまだ単語だけなのですが、すでにかなり大変です。練習は毎回一人ずつ発音していきますが、緊張しました。「もうちょっと舌を前に出して」「日本語のイの音になってます」という感じで少しずつ修正していただくのですが、時にはどう頑張っても出したい音が出ないことも。私は特に最初の頃はLやRの音がなかなか出せず、このまま先に進めるのかしら、と思うこともありました。 この後はもっと長い単語やセンテンスの練習が控えているというのに。 発音中の口の中が見える超音波診断装置があれば、生徒に口の中を見せて、何が違うのかを分からせてあげられるんだけどおっしゃっていた田先生ですが、それだけ舌の位置と口の形と発声法(響き)が音を決めるということですね。 「母音の後ろの"L"の音を出すための舌の形として、牛タンの燻製」 と「"R"は舌先を全く巻き上げずに、舌がそそり立つイメージ(といってそそり立つ舌を描いた)」はかなり強烈で私の脳に深く刻まれました。 センテンスに入ってからは授業がより密度を増したように思います。単語の組み合わせによる発音の変化はほぼ無数にあるので、センテンスを使ってできるだけ多くの発音の組み合わせにふれつつ、それを正確に発音してゆく練習です。 基本的にはセンテンスも単語に区切って少しずつ、少しずつ単語を付け加えてゆき、できない部分は何度も練習し、最終的には全センテンスを完璧な発音で言えるようにしていきます。 文章が上手に発音できるようになってくると、今度は「艶っぽさ」(別の言い方をすれば発声法、喉の響きです)というのを求められるようになりますが、これは簡単に到達できるレベルではないと思います。努力が必要です。ネイティブと同じ速さでしゃべっているのに音からあせりやつっかえを感じさせない、単なる正確な発音の上に血が通った状態、発音を完璧に自分のものにした状態と自分なりには理解しています。自分で話しててとてもワクワクする状態ですね。 ■クラスの雰囲気 授業はいつもとても楽しい雰囲気でした。 みんな一生懸命なので、お互いやる気も保てるし、自分の練習にも集中できるしで毎回あっという間の2時間でした。 最初は全員の前で自分の発音をさらすというのは恥ずかしいものですが、すぐに慣れて逆に自分の番が待ち遠しくなったりします。 練習を重ねることである日、あら?というようにその音が出せるようになる、という体験ができるので単純にそれがうれしいのと、先生が随所に外国語の学習法の極意をおりまぜてくれるので、それを聞くことができるだけでもものすごく得した気分になります。実際ものすごい価値があると思います。 ■発音クラスを終えて 他の英語の学校に行ったことはないので想像ですが、教室内でここまで細かく発音を教える所はないのでは?と思いました。「英会話」の学校は当然のことながら、通訳養成のクラスなどはもう少し実践重視というか発音などは一応できること前提のようなカリキュラムで進めていっていると思います。 これだけ英語学習に熱心な日本ですが、英語が聞けるようになるためにはまず正確な発音をしなければいけないという考え方の人が学習側にも教師側にも少ないためでしょうか・・ 自分が働くオフィスでも多くの人は英語を話しますが、「発音よりも会話の内容」「多少日本語英語でも全くかまわない」という方が多数派の印象です。 また、クラスでは日本人が苦手とする”たたき音”や”ダークL”の音にかなり時間を割いていただいたのがうれしかったです。この音は多くの人は「日本人には出せない音」として出そうとさえ思わない音です。しかし田先生のクラスでこれをやるとやり方とちょっとしたコツを理解すれば意外とあっさり出せる音なんだということが分かります。 あとやはり先生が完璧な英語の音を出せる日本語のネイティブであるというのは今さらながら非常に大事だと思いました。 やはり発音に関しては独学には限界があると思いました。どうしても自分で見落としている部分というのがあるものです。モデル発音のCDを聴いて、まったく100パーセント同じに発音していると思っても絶対にどこか微妙に違っていて、それが長い文章を話したときに「この人はネイティブでない」と思わせる原因となってしまう・・・ コースが終了するころには、田先生から,全50回の発音クラスで、英語の発音を練習するための材料はほぼ全部与えていただいたと思います。あとはいかに時間を捻出して自分で続けていくかということにつきます。ありがとうございました。 |
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